初めてのメガネは、濃いブラウンとミントグリーンのツートーン。
人生で初めての、石山さんにとってのファーストメガネについてお聴きしてみました。
「中学3年生になったばかりの頃ですね。それまでちゃんと勉強したことがほぼなくて、でも、のんびりできそうだという理由で入りたい高校があったので受験勉強をしたら急に視力が落ちてしまって。そのときに初めてつくりました。本当に偶然なんですけど、ゾフのお店に買いに行ったんです」。
そのメガネのことはいまも覚えていますか?
「はい、よく覚えてます。フレームの前面が濃いブラウンで裏面がミントアイスの色でした」。
初めてのメガネが、濃いブラウンとミントのツートーンカラーという、かなり個性的なモデル。
石山さんはきっと独特な感性に恵まれた人なのだと推測できます。
さまざまな分野での活躍は、“らしさ“があるからこそ。
現在、俳優として映画やテレビにご出演。執筆の仕事も多く、また毎週月曜日から木曜日の午後2時に始まる、TBSラジオの『こねくと』でパーソナリティも務められています。
「『こねくと』が始まってようやく1年経ったところなんですが、やっと自分自身で慣れてきたと思える時間が増えて、私はラジオパーソナリティという仕事をやっているんだ、だからもっとこの番組を引っ張れる人になりたいなと。探り探りですけど、番組にどんな特色をつけたいかがはっきり見えてくる2年目にしたいなと考えています」。
それぞれの仕事に、石山さんの感性、つまりは価値観や審美眼などの“らしさ”が生きているからこそのご活躍であることは明らかだと思えます。
もうひとつ。石山さんならではの美意識が発見したものがあります。それが電線。
日本全国、空を見上げればそこにあるあの電線の愛好家として、石山さんはつとに有名なのです。
電線が愛おしい理由とは?