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河合優実、佐藤二朗、稲垣吾郎共演『あんのこと』 実話に基づいた話題作の「苦しみ」と「喜び」のシーンが到着

source : 週刊文春CINEMA オンライン オリジナル

genre : エンタメ, 映画, 社会

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 機能不全の家庭に生まれ、虐待の末に薬物に溺れる少女が、型破りな刑事をはじめとした人々に出会い、生きる希望を見いだしていく。しかし、微かな希望をつかみかけた矢先、どうしようもない現実が彼女の運命を残酷に襲う――。

 コロナ禍に起こった衝撃の実話を映画化した『あんのこと』(6月7日公開)のポスタービジュアルと場面写真が公開になった。

「不適切にもほどがある!」の河合優実が主演

 主役の杏を演じるのは、TBSドラマ「不適切にもほどがある!」で、今、最も注目度の高い若手俳優となった河合優実。入江悠監督が「河合さんでなければこの映画は撮れなかった」と絶賛するほどの圧倒的リアリティーで、杏の苦しみと喜びを体現している。

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©2023『あんのこと』製作委員会

 杏に更生の道を開こうとするベテラン刑事・多々羅を佐藤二朗、杏と多々羅を取材するジャーナリストの桐野を稲垣吾郎が演じ、杏の母親役の河井青葉や、シングルマザー役の早見あかりらが共演している。

本作のメッセージを反映したポスタービジュアルが解禁

 今回解禁となったポスタービジュアルは、杏が歩く姿を多々羅と桐野が見守っているもの。

 不安気な表情の杏は、どこに向かって歩いているのか。コロナ禍で未来を閉ざされ、社会が見落とした彼女のような存在は決して特別ではない、と訴えかける本作のメッセージを反映したものになっている。

©2023『あんのこと』製作委員会