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「あの時、木村が裏切らなかったらなぁ」SMAP再結成へ最大の壁は中居の“拒否感情”か 「SMAPを守ろうとした男」の通夜にもキムタクだけは現れず…

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 国民的アイドルグループの全員から愛され、長年苦楽を共にしたプロデューサーの死に駆け付けたメンバーたち。だがそこにあの男の姿はなく……。「SMAPを守ろうとした男」の願いは夜空ノムコウに消えてしまうのか?

再結成は“夜空ノムコウ”にしかないのか?

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木村拓哉以外の4人は駆けつけたが…

 2月17日夜、世田谷区の斎場には多数の芸能人が訪れていた。芸能界関係者からの供花が故人の遺影を囲むように埋め尽くし、係員は「30年間でこんなに花が届いたのは初めて」と驚いていた。

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 その日営まれたのは、フジテレビ名物プロデューサー・黒木彰一氏の通夜。13日に白血病のため54歳の若さで亡くなった。参列したヒロミ、爆笑問題、キャイ〜ン、ベッキー、DAIGOは、黒木氏が担当した『笑っていいとも!』のレギュラーメンバーたちである。翌日の告別式にはタモリが参列した。

 会場の外に報道陣が詰めかけたのには理由があった。あの国民的グループが“再集合”するのではないかと囁かれていたからだ。黒木氏はこのグループの番組を数多く手がけてきた。

 通夜が始まった午後6時過ぎ、まず姿を見せたのが稲垣吾郎(50)。滞在時間10分ほどで会場を後にした。続いて午後7時半頃に現れたのは草彅剛(49)。その直後、1台のタクシーが、正面玄関を通り過ぎ、裏手の、従業員関係者用の通用口から地下へと滑り込んだ。記者の前にはスタッフが立ちふさがり、降りた人物は見えなかったが、関係者の話を総合するとこの人物は中居正広(51)とみられる。

黒木氏の通夜に訪れた草彅(左)と稲垣

 午後8時に通夜は終了。それから30分後、舞台の公演を終えたばかりの香取慎吾(47)が駆けつけた。だが、そこに木村拓哉(51)の姿はなかった――。

 SMAP解散から7年余り。稲垣、草彅、香取の3人は17年にジャニーズ事務所を退所後、チーフマネージャーだった飯島三智氏が設立した事務所へ移籍し「新しい地図」として再出発。中居は3人と独立を画策するも断念し、20年3月まで事務所に在籍した。

「ジャニーズと決裂した3人は民放地上波のレギュラー番組が全て終了した。中居は独立後もジャニーズ時代のマネージャーを窓口に置き円満退社。4番組の司会を務め、松本人志の活動休止によりリニューアルした『だれかtoなかい』(フジ系)は二宮和也とのMCが好評です」(芸能デスク)

 木村だけは故・ジャニー喜多川氏の性加害問題で事務所名が変わった後も残留。今や「新・ジャニーズの長男」となった。